トリムタブ」カテゴリーアーカイブ

自己啓発

よりよい自分や、心の成長を求めて
生まれ変われるという自己啓発を信じてはいけない。
本人の意志で、棺桶とオムツが同時に一組必要なほど、
面倒なことはない。

紙オムツの構造
吸収体の中央部をタテに2本の溝がはしり3分割しているユニークな立体構造。
本人の意志ではなく、溝に沿っておしっこをすばやく前後に分散させ、
吸収体全体で瞬時に吸収する。

情報共有に対する逃走行動

情報を共有する友達において、
次第に良い友人ではなくなるのは、
目的意識よりも情報によって、
互いに結びついている場合である。
情報共有は互いに御するための手綱に変化する。
なければもっと自由だと感じる時こそ
外側手綱核という脳領域は嫌なことを鋭敏に検出して
将来の行動を適切に変える時だ。

京都大学霊長類研究所

引張力を記憶する釣糸

大きな魚を釣った釣糸は
その引張力を記憶している。
釣人にではなく
釣糸には
より大きな魚に備える時間と経験を
与えなければならない。
経験のない釣糸は急激な引張力で破断し易いという
メタフィジクスが釣人に形成されるまで。

大きな魚を釣った釣糸

最小限の閉じた螺旋体のプリセッション

人間の体重の10%を占めているミトコンドリアには
最小限の閉じた螺旋体として
回転方向が同じ右勝手の2重螺旋DNAが
日々生成されている。
惑星の回転と軌道からこの螺旋体は
歳差運動(プリセッション)の影響を受けている。

ブロックチェーンの起源

ブロックチェーンの優れた機能は
P2Pのシステムに対して情報をモジュール単位にすることによって
データの信頼性を高める方法にある。
しかし、ブロックチェーンの概念図はまだ2次元的だ。
モジュールからなるP2Pはテンセグリティを起源とする。
その構造とパターン以上の柔軟な強度は存在しない。

外力分散機能を備えたテンセグリティはもっとも破壊されにくい構造
SYNERGETICS RBF 1975

It’s the last straw that breaks the camel’s back.

テンセグリティ構造が、「ラクダの背骨をも砕く一本の藁」
(It’s the last straw that breaks the camel’s back.)
という一つの観点から自らの一つ一つの選択と一つ一つの行動によって
すべての瞬間を生きた人間の実験方法から
発見された構造とは理解できないに違いない。
バックミンスターフラーは着想から「不連続の連続」の概念化まで22年を要している。

驚異的な感覚から始まる

シナジェティクスをモデリングから学ぶと、
数千年前の誰かが得た驚異的な感覚を覚えることがあるだろう。
つねに知的な熟考へ接近するための信頼できる感性を習得することができる。
その経験からやがてその感覚を操縦桿として見立てることが出来る。

薪ストーブの3次燃焼

薪ストーブが完全に燃焼していれば、
すすやタールを劇的に減少でき、
灰は1ヶ月に一度程度しか取り出さなくていいはずだ。
松食い虫で伐採された無料の松材を
高温で3次燃焼させるロケットストーブは、
複雑な内部を容易に掃除できないが
ヒートライザーを交換可能にデザインできる。

Thinking Out Loud

エド・シーランの「Thinking Out Loud」を聴く。
バックミンスター・フラーの思考方法を作曲方に応用していたのだ。
マインドに誘導する独自な即興的な作曲空間は
2種のアルバムタイトルの「×」と「÷」に現れている。
情緒の分割と統合のプリミティブな相互作用がバラードだ。

自分の限界

飛躍するには、それまでは未知だった自分の限界を識ることが先行する。
それでも自分の限界は存在する。
その限界は確実性よりも可能性に無関心な人々が
共有する壁から出来ている。
限界は全方向720度に拡張できる。
自分を外部から観る最初の内部と外部の反転操作によって。