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権力構造から一時的にステップアウトした広島スピーチ

「国家は犠牲と協力で人々が団結するストーリーをこしらえ、
優れた功績を認めるようになります。
しかし、自分たちとは違う人々を抑圧し、人間性を奪うため、
こうしたものと同様のストーリーが頻繁に利用されたのです。」
———2016年5月27日 オバマ大統領の広島スピーチから引用

これは、アメリカの現職大統領が自ら権力構造から
最初にステップアウトした公式スピーチかもしれない。
これが、ノーベル平和賞の唯一の役割かもしれない。

「核保有国は、恐怖の論理から逃れるべき」だが
その恐怖の論理を人々に教育しているのはその国家だけではなく、
被曝者の悲惨な人生も自分たちとは違う敵国の人々を抑圧し
その論理の構築に頻繁に利用される幻想メカニズムは
いまや市民社会に浸透したのである。

その幻想メカニズムがすべての核を生産しているのである。

物質(ウラニウム)と精神の分裂エネルギーこそ、
権力構造を効果的に維持できるからである。


step out=一時的に引退する行為

グランチの黄昏

原子力発電所を54カ所も製造し、
究極には技術的にも政治的にも不可能になり
管理不可能な永続的な破壊力を持つ200トンのウランの核反応を
地下で地下水で冷却し維持することしかできない以上、
医学によって平均寿命を調節できるばかりか
生物を繁茂させ、DNAを改造し、
社会全体を統御し弾圧し抑圧もできる政治権力構造は
廃れただけではない。

人間的な主権から完全に逸脱したという正しい認識を
権力が自らの間違った対処から確立してしまったのである。

しかし、それは彼らの分裂し燃える黄昏から逃亡する自由が
奪われ、そして、被曝した後だったのである。

Gimme Shelter

Oh, a storm is threat’ning
My very life today
If I don’t get some shelter
Oh yeah, I’m gonna fade away

The floods is threat’ning
My very life today
Gimme, gimme shelter
Or I’m gonna fade away

War, children, it’s just a shot away
It’s just a shot away

I tell you love, sister, it’s just a kiss away
It’s just a kiss away

Songwriters: JAGGER, MICK / RICHARDS, KEITH 1969

感覚器

生物濃縮は、蓄積されるばかりだが
被曝を感覚器で捉えてそれを回避する能力は
まったく蓄積できない。

つまり、人間は、放射性物質がバイオスフィアの居住圏から
ほとんどなくなったときにやって来たのである。

レトリック

内部被曝は
権力に対する科学者・技術者の追従だけではなく
いかに聴衆を納得させるかを目的とする
かなり政治的なレトリックなければ
長期的には成功し得ない。

モラルが予め破壊されているという前提条件は
教育によって隠蔽できる。

自然のテクノロジー

他人の意見は変えられないが
環境は変えられる。

地下に潜ったウラニウムのように
福島にオーロラを人工的に呼び寄せることもできる。

より明るい人工オーロラで使われる物質は、より残留する物質として
セシウム、リチウム、ストロンチウム、バリウムである。

<戦争機械>について

これほどの厚いトリチウム雲に覆われた
広範囲の内部被爆を隠蔽する
権力構造とは、
世界秩序と税金収奪が実在し
人間が実存しなかった歴史が
まだ引き継がれていることを
想起することさえ出来ない<構造>にこそ現れている。

戦争機械は、思考方法にまで複製され続ける。

内部被曝人口

経済的・政治的問題として〈内部被曝人口〉の問題が浮上した。

軍事的な研究としての内部被曝人口であり、
被曝者の医療或いは
医学的対象としての人口であり、

さらに、地下で増大し永続する核分裂と被曝人体実験の研究資源として
その人口制御の可能性との間の経済的・政治的均衡関係において
捉えた内部被曝人口である。

そして、その事実は隠蔽された。

原子力発電の利用が不可欠としている国際エネルギー機関(IEA)による
「エネルギーと気候変動の構図を描き直す」ために
世界の平均気温の上昇を2度以内に抑える
非科学的な政策を、共産国も批判しない理由と共に。

紫外線

メルトアウトしたウランが
地下水と接触して発生する複数回の水蒸気爆発が形成する
低空で地上を覆う重いトリチウム雲が
日本列島全体を
紫外線の低下によるカビの活発な繁殖に至らせるまで
半年以内であった。
バイオスフィアの反撃は
権力以上に包括的である。

監視技術

偽りの安全を維持するには
監視技術により依存するだろう。
群れの外から見るテクノロジーの起源は
自己を外から観る行為にある。
監視技術の開発者は
もっとも分裂的で危険な立場にいる。