被曝の補償は
値上げされる電気料金から支払われる。
なぜなら
「コストが1兆円上がると、1キロワットあたりの電気量は0.1円上がる」から。
電気エネルギーは労働を軽減すると同時に
搾取に使われてきたのはなぜだろうか。
宇宙の諸原理を人間の生存に利用できる
テクノロジーが
ほとんど独占されてきからではない。
まだ完全に発見されていないのである。
「ヒロシマノート」カテゴリーアーカイブ
物質の役割
最悪の時に不可欠なものは
勇気と想像力だが
人間の最悪の部分を引き出すのは
少しのセシウムで足りる。
ユーティリティ
昼となく夜となく被曝し続けるのは
ユーティリティへの攻撃が
始まったからである。
時代は、
戦時における民間人への大量殺戮から
細胞という生命が形成した
ユーティリティの最小構成単位への
無差別攻撃のそれへと変換した。
われわれの無関心はついに
長期的な平時における
最大限の大量殺戮のプロセスを
受容するに至ったのである。
被曝戦争
放射線の規制値を高くした結果として
政治的腐敗、
法律への尊厳の喪失から始まる暴力、
そして知的労働者の他国への移住や
海域汚染による国際的な損害賠償などが
短時間に発生するだろう。
これらの代償は
すべて消費税の対象になるにちがいない。
消費税は歴史的には
軍費調達のために始められたからだ。
知識
人間が生きている限り
被曝しないものがある。
それは「知識」である。
だからこそ、「知識」を扱う
頭脳が洗脳されてきた。
この心理作戦には
核兵器以上の軍事費が使われている。
内部被爆(Internal Exposure)
森と海とを
ひどく被爆させてしまった。
それら
いずれ摂取しなければならない
われわれの最初の内部を。
この球状の
われわれにとって唯一の閉じた内部を
半減期よりも早く除染することは
けっしてできない。
友
友とお酒とセシウムは
古いほど安心する。
放射能雲
21世紀の天気予報は
このもっとも危険な人工雲を
積乱雲と同様に
扱うべきだ。
第2次世界大戦中から
人工雲は数千回
発生している。
被曝大陸
被爆に対する
もっとも効果的な除染は
移動と断食である。
逃亡者
除染などという幻想で
事実を歪曲する行為や、
放射能汚染がないという
現実の否定で結びつく人々は、
とてつもない孤独感から
逃亡したいからにちがいない。
その逃亡者のすべての細胞を構成する
無数の原子核でさえ
原子核内部の異なる相互作用を包括するシステムで
形成されているにもかかわらず。