「weed(雑草)」という概念が
植物学者には作れないように、
「内部被爆」という概念が物理学の領域であり、
病名の概念でない限り、
医学者はそれを治療しない。
まして予防もしない。
つまり、医学上において
患者はまだ存在すらしていないのだから。
「ヒロシマノート」カテゴリーアーカイブ
黄昏
放射性物質を除染しても、
セシウムやプルトニウムの半減期は
誰にも変えられない。
国家は
自分の力ではどうにもならないことの処置を、
まして市民に対して
決して望んではいけない。
想像力
なぜ人々は除染する前に
移動しないのだろうか。
核爆発で拡散した
放射性物質は
最初に半径300キロ内の想像力を
被曝させたのだろう。
想像力がなければ、
怖いものはないから。
(続)除染ボランティア
除染ボランティアは
被曝を低減させるのではなく
これまでの被曝を犠牲にする行為だ。
新たな無知な被曝者を
だれも望んでいない。
除染ボランティア
そもそも「除染」といっても、
ただ放射性物質の移動が可能なだけで
その無化自体は不可能である以上、
環境省と福島県による
復興支援のための除染ボランティア募集は
すなわち
自殺志願者募集のこととみなすべきである。
生命の重さ
地球人の人口が70億人になっても
たとえ100億人になっても
地球の重さは変わらない。
だから
人類がいなくなっても
地球の重さは変わらない。
生命は
半減期で他の核種や素粒子に変わっていく
セシウムやプルトニウムと
違う存在なんだ。
(続)遠隔操作
実際、原発の機密性の高い原発の警備システムは
日本の原子力安全・保安院ではなく
外国企業が請け負っている。
遠隔操作
命を支えているのは食べ物だと
誰もが思っているが、
目的を失うと
人は簡単に死ぬらしい。
より効果的に
目的を失わせるために、
核戦争よりも早く
原発が核爆発したに違いない。
味方
突然やってきた
見えない大量の放射性物質の
本当の存在理由は、
味方でない人間と
味方の無知との双方を
明らかにすることにある。
学校
こどもの被曝教育は
除染方法ではない。
まして恐怖感を取り除くことではない。
逃走の根拠とその方法を
科学的に教える学校は
もう何処にもない。
「学校へ行けば行くほどバカになる」時代から
学校へ行けば行くほど短命になる時代になった。