ヒロシマノート」カテゴリーアーカイブ

教育の目的

これからの教育の過程には
内部被爆をできるだけ回避するための
様々な方法を探査する以上に
そのいかなる目的も存在しないだろう。
安全な環境に生存できなければ
教育も存在しえない。
すなわち、
可能な限り被曝しないこと自体が
教育目的となるのだ。
少なくとも
今後一世紀間は
変わらないだろう。

被曝者へ

原爆症とは
原子爆弾による被災によって生じた
健康障害の総称である。
3月の原子炉爆発によって生じた
健康障害の名前はまだない。
原子爆弾被爆者への
援護に関する法律(平成6年法律第117号)ができたのは
原爆投下後から半世紀後のことだった。
しかし、この法律が成立したのは
あきらかに
損害賠償の該当者がほとんど亡くなってからだ。
人為的かつ歴史的な
この大規模の被曝には
まず病名が必要だ、                
医療詐欺師に命名される前に。

ニュートリノ

ニュートリノに
質量があることは
物理学者以外にもいち早く知られた。
しかし、
あらゆる知識のなかで
被曝に関する知識が一番遅れている。
ニュートリノも被曝に関する情報も
つねに自分たちが支払った税金で
運用されているにもかかわらず。