ヒロシマノート」カテゴリーアーカイブ

非・現実

復興によって
放射性物質から逃れることは
難しい。
どちらも
誤りと無知を利用しているから。
現実は
すべての核爆発の前から
奪われたままだ。
現実を生きるためには
事実を知るという
メタフィジックスが必要だ。

農夫と教師

ほんとうに絶望していれば
農夫は畑に種をまかない。
科学的に測定しても
教師は子どもに授業している。
無政府状態が来たのではなく
農夫も教師も
最初からいなかっただけだ。
農夫と教師がいない国家に
復興はない。

限界

情報は編集され
事実は汚染されている。
情報には限界がある。
想像力は情報より重要である。
想像力は生命の現れである。

生命

放射線によって
元素自体が劣化したり、
汚染される元素は存在しない。
宇宙に<放射性廃棄物>は存在しない。
これは宇宙のテクノロジーだ。
人工的に生成される<放射性廃棄物>に接近し過ぎると
ほとんどの生命現象は廃棄される。
これは生命独自のテクノロジーである。

習慣

もっとも効果的な内部被爆は、
ゆっくり被曝するということである。
逃げるのを躊躇することよりも
何を食べるかで決まる。
好きな食品を好きなレシピで
いつものように
食べ続けることで効果は上がる。
ゆっくり被曝するための習慣には
半減期は訪れない。

可視化

拡散する放射性物質を
もし知覚できたら
日本中の大地と人間が
虹色に輝いて見えるだろう。
12才のときに経験した
未来のように。

傍観者

現在は
予測に失敗した未来ではなく、
経験された事実を公開しなかった
虚偽の新たな歴史でもない。
現在を傍観する人々の
遺伝子だけは
絶えず未来から照射する地獄を
隠すことに
ついに失敗する現実を知っている。

(続)航空機モニタリング

航空機モニタリングの方法と機材は
マンハッタン計画終了後の1946年に設立された
原子力委員会(AEC)を前身とした
米国エネルギー省が所有している。
航空機モニタリングのテクノロジーは
核兵器の製造と管理
そして
原子力技術の開発には不可欠である。

航空機モニタリング

高速で移動する飛行機から
放射線量は測定できる。
その航空機に搭載された測定器を地上に固定すれば
都市の地上を飛行機よりも低速で移動する
すべての人間や車
そして、食糧や水を瞬時に測定できる。
その測定値はETCシステムのように
都市のあらゆるゲートを通過する毎に
カードに記録できるだろう。
ちなみに、
航空機モニタリングの飛行高度は、対地高度で150から700m
航空機下部の直径約300mから1500mの円形領域である。