今回の被爆量は生き方ではなく
死に方で決まる。
「ヒロシマノート」カテゴリーアーカイブ
(続)Half-life
半減期が
全体の半分が変化を受け入れるために
要する時間ならば、
衰え始める直前までの時間こそ
相補的な半減期(Complementary Half-life)である。
母乳から内部被曝した赤ん坊は
この相補的な半減期がもっとも短い。
被曝を低減する方法
被曝を低減する5つの方法のなかで
最初の3つの方法は
時間・距離・遮蔽である。
放射性チリを集めて移動させることによって
この3つを効果的に実現できる。
そして
これ以上稀少なウラニウム資源を採掘しないことである。
さらに
核分裂核種を原子炉内外で決して生成しないことである。
それらを格納するテクノロジーが
大気圏外宇宙を除いてまだ存在しない以上。
つまり
人類のみが被曝を低減する方法を知っている。
Half-life
半減期とはHalf-lifeである。
全体の半分が変化を受け入れるために
要する時間である。
プルトニウムの半減期は長い。
より安定するために
悠々自適な残された時間(=Half-life)を生きる。
核を連鎖的に破壊した人間にとって
残された人生が長ければ長いほど
不安定な思考と病気が増大する。
対話
最後の想像力(=image+nation)を
夢見ている遺伝子は
破壊され始めた。
最初に
対話のない民族から
ゆっくりと確実に。
外破と内破
このところ目がさめてもやはり
福島原発3号炉の核爆発のシーンが脳裏から去らない。
被曝のメカニズムについてのシナジェティクス的考察を
2009年7月9日の<犬のしっぽブログ>から引用します。
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キノコ雲の外破と内破
真空管が破裂することを、内破(implosion)という。
内側に向かって爆発するという意味である。
ヒロシマの原爆は、空中爆発(=外破explosion)であったから
爆発と共に強大な球状空間が真空化され、
ついに、内部に強力な吸引力が発生した。
このもう一つの重力はやがて、上昇する螺旋運動を形成し、
キノコ雲の球体を形成した。
原爆はけっして都市を吹き飛ばす爆発力だけではない。
原爆の瞬間を表したヒロシマ原爆資料館の最新のCGのように、
爆発の放射(=圧縮力)のみに注目する原爆の物理学には、
内部への吸引力としての張力は不在である。
秩序を見分ける方法は、
もっとも大きなパターンの存在を発見すること以外にない。
そのパターンは、概念によってはじめて投影される。
<外破と内破は核爆発では非同時的に発生する。>
映像1
最初の原爆のニュースは、共同通信社の特派員による手書きのイラストだった。
キノコ雲の下には、巨大な螺旋状のトルネードが描かれている。
映像2
アメリカ空軍が撮影した高度1万メートル上空からのキノコ雲。
キノコ雲よりもトルネードの方が黒いのは、爆発によって形成された放射性物質を吸い上げているからだ。このキノコ雲は排気と吸引の機能を持っている巨大な掃除機と考えられる。電気ではなく、原子力で作動した最初の掃除機だ。
多くの瓦礫と死体、そして元安川の水を大量に吸引した。
これが後の黒い雨となって落下した。
ヒロシマに川がなければ、もっと被爆者は少なかっただろう。
想像力
放射線が大量に出ると人々は
短期間に宿命論者になり,
薬物・アルコール依存,失業,無気力をもたらす。
そして、政府はお札を欲しいままに刷る。
緊急事態の想像力はそれだけ?
母は被曝から半世紀以上も生きて
被曝しない民主主義を夢見ていた。
呼吸
奪う側が
譲渡と贈与を発明した。
人々は貧しく
それらを愛の行為のように感じたから。
ついに、北半球から
放射性物質が無償で譲渡された。
すべてを包む分割不可能な大気こそ
最初に与えられた無常だった。
奪う側すら
自然に呼吸回数が落ちていく
哺乳類になろうとしている。
(続)相互作用
自然との相互作用を
意図的に
そして確実に
排除するシステムに
支配されているから
われわれの健康は
当てにならない
幻想的な基準になってしまった。
被曝するとこの基準は
さらに低下する。
そして、ついに
病気は遅れてやってくる。
DNA
彼らは
互いに殺し合ったが
自ら一度もDNAを傷つけなかった。
直観が
直感とすり替えられ
蔑まされる時代を生き延びても
恐竜のように1億年以上も
この惑星には生存できないだろう。
(われわれはまだ400万年程度だ。)