「見えるプレゼンタイマー」が優勝した
アプリ甲子園をニュースで見た。
プレゼン社会のミニチュアのような大会で
勝利することによって
独創性が成長しない可能性がある。
IT業界の第一線で活躍するその審査員たちが
スマートフォンそのものを開発していない
追従者だからではない。
競争心は独創性の根源ではないからだ。
競争心は社会が企てた消費のための
偽の根源にすぎない。
「ベクトル」カテゴリーアーカイブ
台風の目
台風が去る前の
台風の目から
満月がもっともきれいに見えたのは
もっとも空気が澄んでいるからだろう。
その空気は淀んだ都市の周辺部からではなく
上空1万メートル以上から吸引排気されてきたからだ。
台風は本来、巨大なロボット掃除機であり
同時に空気清浄機である。
台風の目はバイオスフィアの
自律的なアイロボットなのである。
続)台風の目
しかし、日本ではもっぱら
セシウムなどの
放射性物質の広域拡散ロボットである。
少なくとも30年間保証付きの裏技である。
続)iphoneについて
適者生存(=survival of the fittest))のためのカスタマイズから
生存に有利なものが生き残りの道具に方向性を与えるのは
独創的なデザイナーよりもユーザなのである。
それは自然が自ら採用した生き残り方法、
つまり、自然選択(=natural selection)に
より接近している方法なのである。
iphoneについて
その<形態は機能に従う>ようにデザインされなかった
最初の工業製品である。
無数のアプリが言わば自然選択(=natural selection)できるシステム上に
置かれているという前例のない革命がまだ十分に言語化できていない間に
ついに、それまでの押しつけがましい機能や
専門分化しすぎた無駄な機能を
ユーザが個別に排除できるようにデザインされていたのである。
インストール時のハードウエアとソフトだけの従来のカスタマイズ(=改造)は
すでに陳腐化されていることに気づくだろう。
続)概念の壁
同じ概念で問題を解決できない場合は
より重要な問題があるとは限らない。
観察方法や分析方法の変更ではなく
問題に異なった概念が存在するとしても
より重要な概念があるとは限らない。
それら概念を構築する言語のレベルに
問題がある場合は。
続)発明と発見
世界の発明件数は
やがて世界人口よりも多くなるが
まだ学校では教育していない。
発明のノウハウの教授は時間の問題だが
発見方法は現在の学校では教育不可能だと考えてよい。
概念の新しい破壊方法をマスターした人間は
学校には一日たりとも存在できないだろう。
そもそも自然界に潜む諸原理の発見の可能性は
人間の作り上げる記号システムや
社会的共同性の限界から生じているからである。
発明と発見
発明とは
既存の概念の
新しい組み合わせである。
発見とは
既存の概念の
新しい破壊方法である。
理想
貧乏になった理由は
金持ちになった人にも理解できるが
金持ちになる秘訣は
貧乏しなかった人には実践できない。
平和に暮らす方法に対して
貧乏になった人にも
金持ちになった人にも想像できないほど
無関心に暮らすには
最初にお金が必要になるなら
この世はすでに理想的にできている。
気象予報
低気圧と高気圧
そして偏西風で
天気を予測する学習は
退屈すぎるだけでなく
非現実的だ。
ダイナミックな気象の変動は
つねに太陽がもたらしている。
X線とガンマ線による被曝や
電力網が停止する可能性がある
太陽のフレア時の予報がないのは
人類の気象学ではないだろう。
これまでの天気予報は
激しい<宇宙気象>の部分でしかない。