裏庭(背戸)」カテゴリーアーカイブ

創意工夫

テンセグリティの起源は、
内的な創意(ingenious)と
外的な工夫(engenious)とが統合された次元で
はじめて物質化する構造とパターンの神秘にある。
自然を模倣しない方法が発見された。

SYNERGETICS RBF 1975
Single and Double Bonding of Members in Tensegrity Spheres:
Complex of basic three-strut tensegrity units with exterior terminals now joined.

太陽は一度も燃えていない

太陽は一度も燃えていない。
水素がヘリウムに変換される
熱核融合反応によって
エネルギーを放射する。
燃料電池でさえ、燃えていない。
化学エネルギーから電気エネルギーへの変換
は純粋な化学電池である。
現代のアウトドアは
未だ熱エネルギーを伴う燃焼の概念で覆われている。

オーストラリアのTrack Trailer
最新モデルのTvan MK5は、耐久性・走破性・居住性の追求したトレーラー
ディーゼル暖房と給湯システムのあるキッチン。

バイオスフィアのインドアへの非常口

大地に働きかけようとしなかったなら死に絶えるように、
バイオスフィアに働きかけようとする時にのみに形成される
自己のテクノロジーなくして生き延びられない。
テンセグリティ・シェルターは、
都市生活者のためのアウトドアへの新たな道具を超えて
バイオスフィアのインドアへの非常口となる。

「クラウド・ナイン」浮かぶテンセグリティ都市 
バックミンスターフラー 1960

動植物のすべての細胞はテンセグリティ構造を採用した

気候変動期における人間が本来持つ免疫力を高めるために
耐寒性・耐暑性・病原菌耐性を向上させ
老化防止する物質や技術を開発する以前に
動植物のすべての細胞はテンセグリティ構造を採用した。
水・エネルギー・食料・テンセグリティシェルターとの相互作用は
人間の生存方法の独自性と自律性に関与する。
https://footage.framepool.com/ja/shot/969776483-radiolarian

生きた放散虫は皮膜テンセグリティ構造に住んでいる。

自然の構造デフォルト

自然の生態系が無料で生み出している生命維持のデフォルトを
人工的に再現する方法まだ未知である。
テンセグリティ・ワークショップ2019では
自然の構造デフォルトが形成されるプロセスを
45分で体験する。
テンセグリティ構造の自律性と構造とパターンは
宇宙エコロジーに属する。
http://synergetics.jp/workshop/ws190914.html

テンセグリティ構造の相互変換
形態は変化するが構造とパターンは一定
シナジェティクス研究所 制作 2006

バックミンスター・フラーとの出会いについて(再考)

感じたことをいかに隠せるかを
学ぶのは、早い時期だ。
本に書いてあることを
いかに自分の考えとして表現する技法を
習得するのはそれほど難しくない。
これらの二重性は、
群れとして生存するための
条件反射から形成される。
世界を探査するモバイラーは
テンセグリティシェルターを求める。

インタビュー;「世界を探査するモバイラーはノウホワイト(know why)と対話する」
https://web.archive.org/web/20160306171357/http://mammo.tv/interview/archives/no210.html

風と瞑想するまで45分

森を散歩すると心が自然と静まる時、
自然は心と静まる。
テンセグリティが風と瞑想する時、
心が自然を癒す
シンメトリーと共振する時、
テンセグリティの窓を通過する風は、
切り取られた大地と青空を繋ぐ。
シナジェティクス研究所がデザインした
テンセグリティモデルキットを使用すれば
風と調和するまで45分。
http://synergetics.jp/workshop/ws190914.html

裏庭のテンセグリティモデル

シナジー原理の可視化

システムを通過したエネルギーが
そのシステムをより強化する働きがある場合、
シナジー原理が作用している。
シナジーは部分からその全体性を記述できない。
にもかかわらず、物質化を回避できない希有な原型を
遂に可視化したモデルこそ
テンセグリティである。
シナジーはデザインできない。
http://synergetics.jp/workshop/ws190914.html

風と共鳴する「裏庭のテンセグリティ」 

自在性(universal)は多軸から

自由を拡張してもけっして自在になれない時、
孤立への怖れから孤独への自由までも排除するからだろう。
自在性(universal)は、
2つ以上の物理的な回転軸が
相互に回転し連動する
非直線的なメカニズムから生まれる。

ユニバーサルジョイントは多軸ジョイント

浮遊する自律構造

放散虫はこの皮膜なくして捕食できない。
皮膜によって内部と外部を形成すると同時に、
全方向的に構造の強度と向上させて
海中を自在に浮遊できる自律構造を形成する。
この疑似重力圏の皮膜テンセグリティを拡大しても
大気圏では自律した構造にはならない。
重力によって構造の相似率は失われる。

https://footage.framepool.com/ja/shot/969776483-radiolarian