すべての裏庭は後ろ向きにある。
水、食料、エネルギー、シェルターを
統合できるライブ場所として
世界中の裏庭は移動し続ける。
上・下水道と電気のインフラと結合した
表向きの建物(不動産)を陳腐化するまで。
移動する裏庭は火星でも最適化する。
蝉は夕方裏庭の樹木に移動し日没後に羽化を始め、
敵が来る朝までに飛行できる。
すべての裏庭は後ろ向きにある。
水、食料、エネルギー、シェルターを
統合できるライブ場所として
世界中の裏庭は移動し続ける。
上・下水道と電気のインフラと結合した
表向きの建物(不動産)を陳腐化するまで。
移動する裏庭は火星でも最適化する。
蝉は夕方裏庭の樹木に移動し日没後に羽化を始め、
敵が来る朝までに飛行できる。
時代は変わるように見える。
時代を外部から見れば歴史になり、
内部からみれば出来事になるという考えが刷り込まれる時。
人間は行動によって客観的になる。
発明は物質化によって環境を変える。
産業は経済を変え、
最後に時代が客観的に変わる。
テンセグリティが住む場所を変えるように。
樹木を構成する導管は、水分通導と機械強度の二つの機能を形成する。
樹木は内部に水を持った圧縮材を有するテンセグリティ構造である。
制作 シナジェティクス研究所 梶川 泰司 2019
梅雨が開けて夏が来る直前に
北アルプスが眺望できる大峰高原に出かけた。
大カエデの木陰で
最後の初夏を過ごした。
夏は蚊のいないこの裏庭で昼寝をしよう。
テントコットの中に星が降るまで。
20世紀までの草の根運動は、一般大衆が
政党・結社などの指導者層に対する運動だった。
草と草の根は直接的に地域的に繋がっていた。
21世紀の草の根運動は、
互いに遠隔にいる分断された個人が形成する
浮遊するクラウド運動までに変貌する。
指導者がいないクラウドは決してパッケージされない。
クラウドはつねに大気重力波によって気象を変化させている。
バイソンの腐らない頭蓋だけを
すり潰して畑の肥料にしたのは
森を伐採して雨が少なくても耕作できる小麦畑への
唯一の持続的再生利用だった。
土地資本主義に制御された議会の機能とは、
まさに「犬の散歩を犬のしっぽに任せた」結果である。
北米バイソンの棲息分布;
東部ニューヨークから西のオレゴン,北部カナダから南部メキシコの全
平野部を覆い尽くしていた。
バイソンは草食動物である。
衛星から見れば
北アメリカ大陸のカナダの国境線以南の森林=裏庭は
すっかり剥ぎ取られている。
ネイティブ・アメリカン部族から大地を奪うために、
彼らの主要な食料だった数千万頭のバイソンと裏庭を
計画的に絶滅させる方策を採用したのは
アメリカ議会である。
元型バイソン
雨が降っていても
森の豊富な倒木で大きな焚火を始めよう。
熾火と灰があれば夜明けまで燃えるから
金星を追っていく前に、
群れから遊離できるシェルターから
遠いコロニーを思い出す。
酒を飲み交わす以上に酒が創れるように
水とエネルギーと食料を消費する以上
生産するコロニーを。
雨天の焚火は爽快だ。水分は瞬時に蒸発する。
梅雨の時季に梅は黄色くなってくる。
完熟した梅は自然落下するが
腐敗しにくいのは酵母菌のお陰だ。
ボウルに入れて流水で洗った後、
爪楊枝でヘタを取るのは雑菌の排除だ。
氷砂糖と共にガラス容器に密閉しておけば、
簡単に発酵した梅ジュースができる。
葡萄酒と同じ製造原理だ。
完熟梅は自然落下するが、
酵母菌で球状に包囲されているので腐敗しにくい。
夜明けを待つプロセスは、
暗闇にはなく、
美しく繋がった星々で満たされている。
それに気づけないのは、
都市の過剰な光からではなく、
澄んだ大気と、
夜空を見る習慣がなくなったからだと思っていた。
光と闇の対称性がない場所に
光は沈むばかりで、
雲平線の彼方に夜明けは来ないのだ。
地球と宇宙の境界線、雲平線の彼方に日が昇る「夜明け」
写真家 山内悠 氏
試験のためとか自発性のない学習には多くの情報が必要だ。
より多くの情報が必要なくなる段階を経験することが学習だ。
より熟考するにしたがって情報はより少なくなる。
秩序の発見は部分を統合する全体が形成される瞬間だ。
その後に無関係な情報が排除される過程が続く。
夜明けを待つプロセスは、
暗闇ではなく、美しく繋がった星々で満たされている。
それに気づけないのは、
夜空を見る習慣がなくなったからだろう。
スナックパイナップルは
ほぼ6角錐の同型モジュールから形成されている。