e・食・住(energy-food-shelter)」カテゴリーアーカイブ

暇は生活の残りの時間ではない

暇は忙しい生活の残りの時間ではない。
暇は余暇ではない。
暇が観察者の機能を変える。
暇は夢を見るプロセスだ。
暇は、現実の泉に至る隙間、
つまり失った時間や自己を取り返すのではなく、
自己を生成する隙間=虚の空間なのだ。

Tetrahedral Analysis of Plato’s Triad:
The triadic concept of Beauty, Symmetry,
and Truth inadvenently omitted the function of the observer.

暇か金か、暇かね

金を貯めようとして
そうしている間に
時間を失うだけじゃない。
感覚も顔もみんな同じように変わる。

独創的なアイデアを作ろうとして
そうしている間に
個性を失うだけじゃない。
産業も教育もみんな似ている。

暇か金か選べない場所にいる時でさえ
暇は未知なる存在を内包する。

相転移(phase transition)

シナジェティクスは大学の外にある。
私がバックミンスター・フラー研究所で
シナジェティクスを研究した時も
シナジェティクスは未だ外部になかった。
アップルホワイト氏は
相転移まで150年続くだろうと言った。
人々がテンセグリティシェルターに住み始めれば
シナジェティクスの外部化は反転する。

相転移(phase transition)
ベクトル平衡体 BBF 1975

もっとも単調な辛い労働

20代の土木作業員だった頃
単調な穴掘りが日々の仕事だった。
単調な辛い仕事から逃れるために
私の頭は何かを考え始めた。
穴掘り以上の単調な労働は他にもあるのだ。
ロシアで拷問に使われた方法は、
掘った穴を再び埋めるまでを
何度も繰り返すのだ。
死ぬほど単調な労働は
その目的を労働から奪うことができる。

犬は出産や育児をするために巣穴を掘る。
大地に窪みを作って寝床にする習性がある。
犬は自分のシェルターを作る。

ゆっくりと破綻させるシステム

人を怒らせるのは人を笑わせるよりも簡単だ。
人を怒らせないもっとも簡単な方法は
巨大クレジットシステムを破綻させないように
国家が高価な武器の買付けに明け暮れて
人々の生活をゆっくりと破綻させることにある。
限度額を超えた消費を合法的に見せる
見えない心理戦争は拡大する。

サイバーセキュリティと相補的な
IoTデバイスのセキュリティホール

IOT

森は移動しながら森になった

父は私が生まれるまでに30回以上引っ越ししていた。
水と空気、食事と日々の新しい出来事、そして
テンセグリティ・シェルターがあれば
100回以上は愛する家族と一緒に
モバイルしただろう。
彼が亡くなる前に私だけに言った言葉が
私の現実になる。
モバイルとは生きる環境を選ぶ能力のことだ。
どの生物も移動して生き延びる。森でさえ。

レッドウッド

火星生活

火星の生活は、水と食料
そしてエネルギーと住宅、宇宙服にすべて課金されるが
水はもっとも高価になる。
グランチによる宇宙開発のテクノロジーは
課金すること以外何も変えられない。
宇宙は課金しないテクノロジーである。
光、重力、元素を使って森や鳥など
人間以前に宇宙に適応した存在に課金しない。

「HI-SEAS(ハワイ宇宙探査模擬実験)」HI-SEAS/NASA

固体概念

花粉は遺伝子を保護するために
なぜ美しいパッケージを採用するのか。
ジオデシックス構造の殻は目的ではなく結果だ。
美しいテンセグリティを模倣しても
何も理解できない。
大地が振動しても固体を信じたい人は
テンセグリティに居住できると想像もしていない。

花粉はジオデシックス構造でパッケージされる

疑似脱工業化からの離脱実験

脱工業化とは
職業の大部分が人類の生存には無関係になることだから
新たな仕事を生み出すには
なくてもよい職業から失業しなければならない。
過剰な情報・知識・サービスからの選択的自由は
失業から始まる。
シナジェティクスは、
疑似脱工業化からの完璧な離脱実験から始まる。

構造の定義は変容する

シナジェティクスには日々発見がある。
テンセグリティについて昨日の発見を思い出して
ほとんど何も分かっていないことを知ると、
それだけで構造の定義は変容する。
私のスタジオは高い天井までモデルだらけで
テンセグリティに引越すしかなかったのが
テンセグリティにとって最大の変化だった。

バイダルカが外洋を航行できるように
テンセグリティは大陸の表面を航行するために
浮遊するほど軽量だ。