e・食・住(energy-food-shelter)」カテゴリーアーカイブ

螺旋軌道の満月

満月に焚火そして新雪の山脈を眺めながら漂う新酒の香りに驚く。
コウモリが出揃った森は凛として光合成を始めた。
伏流水は極寒でも16度で変わらない暮らしがやってきた。
深い雪で裏庭が森まで拡張する季節に耐えるのではなく
外部の出来事を受容するシェルターの中で。

SYNERGETICS RBF 1975

法律家資本主義

日産から解雇された8000人以上の労働者とその家族は
今回の「日産のクーデター」を喜ばない。
どちらも株価に群がるいつもの「豚野郎」の国家的ゲームに過ぎない。
ルノーと日産でそれそれ対立する法律家資本主義を
もっとも歓迎しているのは投資家ではなく法律家たちだ。

擬態資本主義とリア充

義務を遂行する責任感によって社会的な信頼性を得ようとする考えは
ひたすら習慣に従った擬態である。
習慣に基づいた法律化は歴史的に意図的に形成されたものである。
現実は未だに神または会社への責任と
地獄または失業への恐怖で覆われているので、
21世紀のリア充は主に束の間の若い男女間に限られている。

大地と根

植物が大地に根を下ろすのは
水分や養分を吸収し、呼吸し、自らを支えるためである。
それらの機能は種族全体が移動しながら維持拡大するために形成された。
植物の終の棲家は、光を求めて大地または海底の移動にある。
植物の栽培技術と引き替えに人間は自らの棲家を固定した。

ガジュマルの根

掃除効果

机の上を拭き掃除するだけで机は広くなり
床を掃除すると室内は明るくなり
エンジンルームを清掃するだけで性能が改善する気がする。
目に見えないゴミや埃が視界を狭くするのだろうか。
それとも主観的に秩序付けるだけで世界が変化するのか。
事物と脳の関係は科学的に変化しない。

自由を支配するシステム

スマホで買い物する便利さは、
個人データを無償で譲渡して管理分析されていく
近未来を見えなくさせている。
お金を使えば使うほど、
お金を儲ければ儲けるほど
自由をより制限する見えないテクノロジーを理解した時は
自由をシステムが支配する時だ。
PCが労働を軽減しなかった歴史のように。

思考方法の基地(camp)

この国で何かを学ぶと鬱病になる。誰かが盗んだ方法だから。
今はどこにいてもいるだけで鬱になる。
つねに動的にモバイルするだけでは不十分だ。
起源を超えて動的に思考しなければ、
兵器の中継基地、プルトニウムや石油の備蓄基地、
そしてグランチの思考方法の基地(=camp)は
いつでもどこにでも作られるから。

風と舵を切るTrimtab

「風を切る」は「舵を切る」と同義であり
より「舵を切る」ために進行方向を変える効果的な道具(Trimtab)がデザインされる。
モバイル・シェルターは「風を切る」ために球状にデザインされ、
進行方向を変えるために風で浮遊するほど超軽量である。
テンセグリティ構造はタンポポの種子のように大地から離脱する。

最小限の生活空間

遠隔地のロボットがロボットをデザインし生産するまで
どんな部品も人間の頭と手を経る。
自動車、PCなどのアセンブルはまだ分業された手作業である。
最小限の生活空間構造は単純な素材の手作業から構成できる。
効果な空間を購入する習慣は労働の喜びを効果的に破壊する代償だった。

労働力と思考力

労働は自分や家族を養うためだけにあるのではない。
労働と生きる権利は分離されるべきだ。
労働は人間の特権に違いない。
19世紀以後の加速度的な進化は
労働の喜びと生きる権利を分離するはずだった。
今や人間の思考さえも労働力のように
自分や家族を養うために酷使されている。