e・食・住(energy-food-shelter)」カテゴリーアーカイブ

外学、中学、内学から自炊学習へ

外食は、外部で食事することである。
惣菜や弁当で食する場合は、中食である。
内食の場合も、食材を外部から購入している限り外食に属する。
外食も中食も、内食も食する場所とコストの違いにある。

無農薬、無肥料の田んぼと畑を自律的に運営しないかぎり、
無農薬、無肥料の完全な食材による
防腐剤、保存料のない健康な外食、中食、内食は存在しない。

学習も同様に、場所とコストの違いによって、
外学(学校)、中学(私塾または家庭教師)、内学(自宅自習)に分類されるだろう。
しかし、汚染されない完全な情報による外学、中学、内学は存在しない。
自宅での「自炊学習」の境界は、
グランチによって編集され独占された情報源によって依然曖昧になる。

シナジェティクスは、教師も学校も不要とする
完全に自律的で外部的かつ内部的、
そして全宇宙的な21世紀の学習方法である。
モデル言語の再構築が自炊学習のデフォルトだ。

シナジェティクスは、
水、食料、エネルギー、シェルターに関する
包括的で自律的なテクノロジーの探究のためのTrimtabである。
この思考のTrimtabによって、宇宙的自炊学習は確実に加速されるだろう。

生きる延びるためのドア

ジープは、第二次世界大戦中の1940年に
アメリカ陸軍により開発着手された小型四輪駆動車であった。

戦時にも平時にも使用されるジープは、
どこでも<車載工具ですべての修理が可能である>部品から構成されている。

実際の戦時には、アウトドアは終わる。
豊かだったインドアと安定したインフラが破壊されるからだ。
緊急時に使用される現在のアウトドア用テントは
長期の屋外生活には、耐久性と実用的な居住性、そして経済性からも不向きだ。

部品に互換性があり形態・構造ともにほぼ同一のシェルターデザインを開発すれば
緊急時でも平時でも、耐久性と一定の居住性を備えたジープのように
ユーザが修理可能な実用的なシェルターができるだろう。
そればかりか、シェルターのすべてを市販の部材で構成できれば、
短時間にぼ同一のシェルターがどこでも複製され供給されるだろう。

太陽系で生きる延びるためのドアは、一つで十分だ。
それぞれの内部と外部を繋ぐための。

住宅の全方向性

太陽系でのもっとも経済的で安全な住宅デザインは
火星での住居に採用される。

火星計画の初段階では都市は形成されない。
経済的でもなければ、安全でもないから。
住宅は、無線、無柱、無管、無軌道のモバイルシェルターとして
デザインされる。

そして、火星での水・エネルギー・食料生産方法は
シェルター機能に含まれているだろう。

都市と農村の分離からではなく
コロニーの共同性による相互に統合された水・エネルギー・食料の生産性が
シェルターデザインを決定する。

自動車が遂に運転手がいない自動運転に成功した段階での
住宅の全方向的なテクノロジーの自律性は、
<自然選択>による適者生存ではなく、<宇宙選択>の問題だ。

24時間以内と数千年間

労働なき富が、
理念なき政治と貢献なき知識を複製し、
神秘なき食料生産が、
微生物なき大地と遺伝子生物学を拡大し、
水と食料と電気を金銭で交換する都市に
人々を幽閉してきた産業社会が
24時間以内に破壊可能なことは
中東戦争などで同時的にテレビ中継されてきた。

都市の水・エネルギー・食料生産の脆弱さから
生まれる不安と怖れをテクノロジーによって軽減しないのは
上下水道のインフラシステムと農村部からの
水・エネルギー・食料の生産方式を
この数千年間換えない方が
<犬のしっぽに散歩を依頼する>習慣を維持できるからだ。

より多くの人々を都市部に定住させる権力構造が
変革可能なテクノロジーを意図的に遅延することによって。

固体的思考

動かない構造は、石のように固体的にデザインされているが
巨石自体、動いた結果である。

安住と安定を振動に求めない習慣によって
地震を怖れている。
そして、固体的思考が住宅を破壊している。

結晶中の原子は、振動する。
単独の原子や、分子、クラスターなどの各原子も振動している。

非自発的失業へ

金銭を稼ぐすべての方法は、
全自動のITロボット化を目指して完全な失業状態まで突き進む。

3%の失業率をもって完全雇用とする法律によって
仕事を発明し続けるのは政治である。

政治家がその政策を考案するのは選挙の時だけである。
自らが失職しないように。

長期的には政治家は皆死んでいる。
法律の作成もITロボットが代行できるからだ。

政治家の非自発的失業以上の発明はないだろう。

続)ゼロの脅迫

金銭で金銭を増やす経済学は、
稲作の一粒万倍(=微生物的触媒によるシナジー)の起源に
怯えている。

アジアと中東の稲作地帯は、戦時には爆弾と枯れ葉剤で、
そして、平時には肥料と農薬で計画的に破壊されている。

一粒万倍の経済学は、ゼロの脅迫を陳腐化するにちがいない。

ゼロの脅迫(再考)

ゼロ円生活、ゼロ金利、残高ゼロ、
ガス欠、停電・・・・・
みんなゼロの使い方を間違っているようだ。
昼となく夜となく
<何もない状態>に怯えている。

ゼロという
無限を対象化した概念と記号化の革命で
数えられない無限観(=空)から
人類を解放した歴史が忘れ去られ、
誰かの富は誰かの借金だというゲームを
信じ込まされている。

富と借金を合計するとゼロになるという
<何もない状態>を作り出す経済学に。

太陽系の<何もない状態>のバイオスフィアに
人類は降り立つことはできななかった。

空き家率

無柱、無線、無管、無軌道のテクノロジーは
定住よりも移動によってより加速してきた。
船舶、電気自動車、そして航空機や宇宙船のように。

個人の移動距離の増大によって、
個人はより一時的にホテルや船舶、航空機や宇宙船に
住む習慣を形成してきた。

一方、人々を定住させる土地資本主義は、
1950年代からの持ち家政策によって
都市と農村の空き家率を増大させながら
新築マンションを増加させてきた。

2033年までに空き家率30.2%に上昇するのは偶然ではない。

もっとも高額な商品としての住宅は
より短命で非再生的にデザインされてきたのである。

局所的なパターン

異常気象の概念は
極度に緩やかな変化を無生物に、
パターンの緩やかな変化を
生命に満ちた自然に求めた結果生まれる<異常さ>に基づいている。

「過去30年の気候に対して著しい偏りを示した天候」というこの概念には
人間の平均寿命からみた統計学が影響している。

一生の間にまれにしか経験しない劇的な局所的変化を
偶然や不運からではなく、
通信技術の開発により多くの局所的な変化が瞬時に報告されるようになり、
予測できない局所的なパターンの変化に
人々はこれまでにない脅威を感じるようになったのである。

気候や地殻のパターンの変動で、地球上の都市は絶えず消滅してきた。

自然は局所的なパターンから予測できない全体のパターンを形成する。