知識は経験がなくても消化できるから
分析ばかりすると主観的になる。
学んでばかりいると無能になる。
客観的な思考力が退化していくのは
年齡と無関係な主観的な方法にある。
「e・食・住(energy-food-shelter)」カテゴリーアーカイブ
所有
健全な人間に過剰な現金を贈与すると
やがて高級車を乗り回すようになるだろう。
経済的に困窮した男に高級車を与えると
その男は富裕層の気分になれる。
しかし、どちらも本当の金持ちが
車も土地も所有していない現実を
見ようとはしない。
いつでも買えるほどの富を信じていないから。
現実は所有欲から生まれない。
深切
闘いでは、他者に思入れが深く切実であることができない。
しかし、厳しい闘いが終わるまで
人に深切にできない人は
闘う前から深切ではなかっただけ。
配当金
配当金で裕福である構造は十分ではなかった。
資源と食料を輸入しながら他国に武器を売り
戦争の準備をしなければならない。
彼らにはこれ以上の<付加価値生活>はないのだ。
静的なドメイン
評論家は過去を、
政治家は未来を語る時、
愚人は賢人を求め
賢人は今を分析する。
「環境とは自分以外のすべて 」(R.B.F)だから
誰も環境を変えない場所にいる。
それは、主観的で静的なドメイン(領域)だ。
外燃機関と内燃機関
焚火の熾火でコーヒーサイフォンを使うと原初的な外燃機関になる。
原子炉を使った原子力機関の同じような外燃機関の一種である。
すべての内燃機関は
太陽による閉じられていない外燃機関によって
間接的に動いていると考えられる。
つまり、石油系、バイオ系のエンジン。
燃料電池系ですら、太陽光エネルギーによって
水から水素を分離している。
21世紀の内燃機関の開発に必要なテクノロジーは
物理学、天文学、生物学、工学である。
最初に内部と外部に分離するのは
観察者の概念であり
彼が観察する場所なのである。
ストーブと熊
熊の出没する頃は
薪ストーブを使い始める季節だ。
熊は日々30キロ移動する。
森の番人と言われているが
熊が森を作っているのだから
森の周辺の住民たちの
出没するという考えは主観的で滑稽だ。
海で回遊し回帰する鮎や鮭を
川に出没するとは言えない。
人間の移動範囲が局所的なだけである。
自動車や飛行機を発明しても
人間の大多数はひたすら今も
沿岸部に住みたがっている。
オオカミや熊を殺し尽くした場所に。
自立から自律へ
過去の記憶や思考に生きているよりも
現在にどれだけモバイルできるか。
構造デザインすら主観的な<自立心>に直結しているゆえに
自然の構造は、局所的な<自立>の理解からしか見えない。
真の<自律>が
過去のように貯蔵できないのは
<自律システム>を流れる外部エネルギーは
そのシステムをより強化するように働くからだろう。
デザイナー
より働かないためのデザインは僅かしかない。
解ける問題しか興味がない学生は数学者にはなれないが
デザイナーは自分がデザインできる
見えるモノしかデザインしない人がなれる。
自然の99%が人間には不可視なのは
自然のデザインが、自分自身の生存を最後に考えて行動したのでなく
すべてを考えて行動した結果だからである。
21世紀型超専門家
この学校教育は子どもには教育的ではないが
行かせないわけにはいかない。
この食材は放射性物質に汚染されているが
食べないわけにはいかない。
原発はまた炉心溶解するかもしれないが
産業のために推進しなければならない。
これらの教育者も科学者も政治家も
ただ生きているだけの21世紀型超専門家にすぎない。
彼らを大人として尊敬している若者たちも
あるいは軽蔑しながら<構造>に所属している大人たちも
病名がまだない2重の言語構造に冒された精神病者である。