生物の寿命は心臓の鼓動数に制限を受けているという理論がある。
熊もカエルも一生涯の心臓の鼓動数はほぼ一定だとすると、
生命保険会社は心臓の鼓動数を
重要な保険料の査定上の判断材料にしているはずである。
いつも緊張した心拍数で生きている人は、
短命なので保険料は高額になるにちがいない。
「e・食・住(energy-food-shelter)」カテゴリーアーカイブ
過疎と過剰
携帯からブログの送信もできない
圏外の領域でこの夏はキャンプしている。
人間が退去した海岸沿いの村々に
しばらく滞在すると
エコロジーが劇的に変容しているプロセスが
浮かびあがってくる。
すべての日本の地理的辺境に点在する限界集落は、
産業社会の陳腐化された既製品から構成された人工物だ。
無惨な人工林や除草剤づけの畑や庭・・・。
川と雑草と雑木林という自然のインフラは、
21世紀の優れた宇宙船地球号の無数の乗降口のように見える。
食料、エネルギー、住居のための最小限の機能が統合されるならば、
過疎または不足は過剰の偽装にすぎない。
なぜなら、過疎という概念で、
世界人口は都市部でのみ過剰になっているからだ。
葉
けっして満たされることのないように、
分岐できるところは、
すべて分岐させることにしている。
成長のための光合成を節約したことはない。
これが自然エネルギー資本主義だ。
致命的思考
自由企業によって管理されたメディアは
利己心を国別に拡大してきた。
その心理戦争の目的は、
すべての生命を維持するには
致命的な世界を想定することによって
適者生存の世界観を現実化するためである。
地球温暖化は地球規模で致命的であるという
メディアの統一された見解は、
二酸化炭素ビジネスと同時に
科学的に偽装された適者生存の世界観を
より拡大している。
条件反射的な恐怖感から包括的思考は生まれない。
プロパガンダは地球温暖化よりも致命的である。
超有機的テンセグリティ
地震と同じように、
サブプライムローンで住居が簡単に破壊できるのは
住宅が手作りで高価だからである。
大量生産の自動車は投機の対象にはならない。
もっとも純粋で経済的な物質の結合方法を
利用した建築の構造は、
人間の住居にはまだ採用されていない。
人間は美しい皮膚で
100兆個の細胞をパッケージしているが、
その大部分は自身のものではない。
共生する細菌(バクテリア)の細胞であることが分かっている。
この超有機的な共生生物体が採用する
真の構造システムは細胞内でつねに量産されている。
重大な弱点は無知から生まれる。
燃料
燃料電池(Fuel Battery)に燃焼過程は存在しない。
核燃料(Nuclear Fuel)でも燃焼は存在しない。
人間は火(=燃料 Fuel)を使う習慣が長すぎたために
無意識にエネルギー変換に酸化作用を期待している。
概念は言葉から生まれる。
その言葉が非科学的だ。
燃料電池車はテクノロジーの問題ではなく
石油産業の概念支配から脱却できないだろう。
環境デザイン
二酸化炭素のことを悪く考えてはいけない。
煙突や排気口を買ったり売ったりするように
炭素を売ったり買ったりすることは
環境デザインではない。
燃焼によるエネルギーの利用方法は変わらない。
惑星地球には
煙突や排気口がないシステムが必要だ。
窓
エコハウスと一緒に窓は購入できても、
風と光は購入できないように、
デフォルトはだれも売ったり買ったりできない。
宇宙は方法に満ちている。
エネルギーメーター
空気は、世界の至る所にとても豊富にあるので、
料金メーター付きの空気の利用システムは簡単に独占できない。
また森のある山間地には池や湖、川や井戸、湧水はたくさんあるので、
料金メーター付きの給水システムを、独占的ビジネスにすることは不可能だった。
しかし、物理的エネルギーの発生機と、料金メーターで
計量されるエネルギーの流通管理システムを開発・製造・販売すれば、
国家の経済を支配できるという明確な認識は存在していた。
この経営理念に基づいて最初に行動したのは国家ではなく、
J・P・モルガンである。
地球温暖化で世界の淡水資源は激減する一方なので、
これまで不可能であった淡水給水システムの独占販売は
グランチにはますます有利になるだろう。
実際、中東戦争は原油ではなく淡水争奪戦である。
その結果は、エネルギーメーターの種類が増えるだけではない。
現在のガソリンの高騰はこれから起こる悲惨で残酷な
資源争奪戦争の単なる序章にすぎない。
酸素
ついに、酸素の大気中の割合に変化が生じている。
自動車のエンジンが排気する二酸化炭素には課税したが、
吸気する酸素には課税しなかった。
気体の酸素は惑星地球では稀少元素だ。
課税システムは宇宙に適応していない。