ワーキング・プアは社会システムの問題であるが、
考えれば考えるほど貧しくなる<シンキング・プア>は思考言語の問題だ。
考えること自体が考えるコトから除外されている場合、
考えれば考えるほど貧しくなりやすい。
つまり働けば働くほど貧しくなる場合、
なぜ働くかを考えられないのと事情は同じである。 Y.K
ワーキング・プアは社会システムの問題であるが、
考えれば考えるほど貧しくなる<シンキング・プア>は思考言語の問題だ。
考えること自体が考えるコトから除外されている場合、
考えれば考えるほど貧しくなりやすい。
つまり働けば働くほど貧しくなる場合、
なぜ働くかを考えられないのと事情は同じである。 Y.K
化石燃料(石油、石炭、天然ガス、オイルサンド)やウラン等の埋蔵資源は枯渇性エネルギー源で、資源が枯渇しないエネルギー源=太陽光・太陽熱・風力・水力・波力・バイオマスは、「自然エネルギー」と言われている。
そして自然エネルギーは、再生可能エネルギーであると言われるようになった。
ところが、すべてのエネルギーは自然エネルギーである。
なぜなら、宇宙全体のエネルギーは増えも減りもしないからである(量子力学が成立する大前提である)。
ゆえに、すべての物理的エネルギーは再生可能なエネルギーである。
物質も再生可能なエネルギーである。
原子力発電所ではこれは日常化している。
地球温暖化によって、地表から放射された赤外線というエネルギーを一部吸収する水蒸気や二酸化炭素、メタンという物質もわれわれが見落としていた地球規模の再生可能なエネルギー源になり得ることが証明された。
つまり、新たな再生可能なエネルギーは地球の年平均温度を次の100年で1度以上も上昇させることができる。
銀河宇宙にとっては、惑星がいずれ太陽のような恒星になるための再生可能なエネルギー源になっていることに変わりない。 Y.K
カップ一杯の水がが30秒で沸騰する電気ポットをネットで買った。
用もないのにあまり好きでないコーヒーを飲み始める。
乾燥機付き除湿付き全自動洗濯機を買う。
用もないのにあまり好きでない洗濯を始める。
エタノールで走れるエコカーを買う。
あまり好きでないドライブをして
たいして好きでもないクッキーのおかえしを買う。
ポイントが貯まるのがなぜかうれしい。
ポイントの期限切れで最初から売価を安くすればいいのになどと考えたりする。
こうして人々は賢い消費者になるのだ。 Y.K
イスラムの文化は稲作である。
この稲作の廃絶に、膨大な軍事費が注がれてきたのである。
日本の農地は、イスラムのようには爆弾でぼこぼこにされなかったが休耕田が拡大している。一粒万倍という富の根源が、いたるところで形をかえて破壊されている。 Y.K
フリーターは確かに多い。
しかし、貧乏で暇な人は、ほとんどいなくなった。
お金は必要だが、忙しいことにはもっと意味がある。
でなければ、こんなに多くの人が忙しいわけがない。
私の経験では、忙しいときには、思考力は衰える傾向がある。
忙しい人は、暇な人以上に老化する傾向がある。
より少なく働く自由は、貧しいと感じられる傾向がある。
フリーターがより少なく働く自由人とは限らない。
彼らはいまのところいくら増えても安全だ。 Y.K
鉄は、一度人類によって純度が高められると、
何度も溶解されて地表を無限に均一に循環する金属元素である。
(現在、地球表土で均一化が妨げられているのは、
軍備と局所的な戦闘地域に過剰な鉄が集中しているからである。)
たたら製法では、鉄1トンの生産には木炭5トンが、
つまり25年以上成長した広葉樹の均一な幹の部分だけで50トン分が伐採された。
樹木という天然資源を利用するまでの圧縮比は、1:50である。
樹木の伐採にはコストがかかる。
コークスを使って鉄鉱石から鉄を精製する方が、この圧縮比を軽減できる。
つまりより経済的な方法に移行した理由は、この圧縮比の概念から計ることができる。
お米1トンの生産には、3600トンの淡水が必要である。
水という天然資源の圧縮比は、1:3600である。
圧縮比からみると、これは経済的ではないが、
淡水の利用にお金を払う必要がないというエコロジーがある。
稲作における太陽光というという天然資源の圧縮比は、無限大になる。
なぜなら、お米1トンに対する太陽光の質量は無限小であるからだ。
光子(Photon)には質量がない。
光子は電荷もゼロであり、安定な素粒子である。
崩壊の寿命がない唯一の素粒子である。
電磁相互作用を媒介するこの素粒子がなければ、
稲作は、人類の経済学では常に赤字となる。
しかし現在の稲作は、
別のテクノロジー(高価な農薬、肥料、農機具)によって完全に赤字である。
地下資源に依存しないアジア的な稲作のテクノロジーを持続させるかぎり、
稲作は無限の連作が可能であり、
米は1粒から、一万粒の収穫を期待できる例外的な栽培植物である。 Y.K
太陽の表面温度は約6000度、中心温度は1500万度と言われているが、
中国製の人工太陽のトカマク内部に閉じこめる
プラズマの温度が5億2000万度だからと言って驚いてはいけない。
3キロワット(一般家庭の消費電気エネルギーの約2倍)の水力発電装置が
30万円で販売されている時代に(つまり、太陽光発電よりもはるかに安価)
核融合炉は太陽系に一つで十分だ。
問題は、発電方法よりも、常にその所有と分配方法にある。
個人で冷蔵庫のように発電装置を所有できなければ、
エネルギーは21世紀も私企業による課金の対象にすぎない。 Y.K
地球温暖化は、環境問題の最優先課題ではなく、
最初に「自分以外のすべて」に無関心になった直観の危機であり、
宇宙との相互作用など宗教だと考えている教育の危機でもある。
地球温暖化は、「自分を含むすべて」から遊離して
勝ち組と負け組の西部劇に熱中する人間たちの宇宙観の黄昏なのである。
こうして、越境する危機は暗黒時代を一般化する役目がある。
地球温暖化は、少数民族のエコロジードキュメントに魅入る都市定住民族が
環境問題を最優先課題としたがることへの、
バイオスフィアの最初で最後の人類の五感への峻烈な問いかけなのである。 Y.K
地球はとても薄い皮膚を持っている。
そしてその皮膚はさまざまな流体を持っている。
その流体の一つが人間である。
一人の人間の血管の総長は、9万キロメートル、
地球を2周半である。
その63億人分の血管ネットワークが地球の薄い皮膚のなかで互いにうごめいている。「人類は血のつまったただの袋(カフカ)」ではないのだ。
脊椎動物はすべて毛細血管をもっている。
心臓から押し出された血流は大動脈から毛細血管を介して大静脈を循環し、肺を経由してふたたび心臓に至る。この毛細血管は閉鎖血管系にのみ存在する。白血球、血漿などが血管細胞の隙間を利用して、ガス交換・栄養分・老廃物の運搬・移動ができるのは、いわば電磁誘導のような流体誘導である。
血液は血管内に閉じこめられている、つまり閉鎖されているから誘導が発生するのだ。(毛細血管がない開放血管系の軟体動物では、動脈から流れ出た血液は、直接細胞間を経由し静脈へ戻る)。
あなたの閉鎖血管系のうごめきが他の閉鎖血管系に影響しないとは言えない。
増殖する人類の球状血管ネットワークによる無意識のサイレントコミュニケーションは、地球の水と大気という流体ネットワークの薄い皮膚の一部を構成している。 Y.K
森は、ふたたび雪で閉ざされはじめた。
私の場合、越冬に必要な物はほとんど買ってくる。
ところが、樹木の葉が一枚散ると、すぐ他の葉がはえてくる。
完璧な再生的デザインだ。
すぐとは、私の場合、明日か明後日であるが
太陽系では正確に6ヶ月後のことだ。 Y.K