e・食・住(energy-food-shelter)」カテゴリーアーカイブ

カリフォルニア・デザインサイエンス

農業を包括した70年代のバックミンスター・フラーのデザインサイエンスが、
カリフォルニアで存続できなかったのは、森を伐採しすぎて、
淡水と大気中の水蒸気が不足していただけではなく、
法律がジオデシックドームとヒッピーを農村地域から追放したからである。
(後に残ったのは、機械化された大農場の管理人ぐらいである。そこには実際、あの「名犬ラッシー」が番犬としているのだ。)  Y.K

宇宙空間

ロシアでは宇宙飛行士同士のセックスは禁止されているらしい。
ロシアの宇宙飛行士はロシアの新聞紙上のインタビュ−に以下のように語っている。
「この問題をめぐってはこれまで、道徳的、倫理的、医学的、様々な方向から議論が行なわれてきました。しかしひとまずの結論として、宇宙空間での性交は行なってはならない、と決定されました。それは生まれてくる子供が一体どうなるのか、全く未知だからです。」

しかし、無重力空間であろうとなかろうと放射能が薄かろうと人類の未来は、依然未知であるという事実は、この宇宙空間に存在している。  Y.K

テクノロジー

希望や信念そして意志は自己のテクノロジーであり、
善悪や刑罰などの社会規範は記号のテクノロジーである。

そして、宇宙のテクノロジーに唯一接近できるのは自己のテクノロジーである。
なぜなら、「宇宙とは自己を含むすべて」(RBF)だからである。  Y.K

プリセッション

それゆえに、
エネルギーとの関わりは、軍事国家を形成してきたばかりか、個人の自由度(=プリセッション)も形成してきた。いまこそこの自由度がこれほど高まっている時があろうか。
しかし日本の大多数の個人は生活格差にとらわれている。
生活格差も暗黒時代の妄想の延長にすぎない。
ひたすら宇宙の再生エネルギーシステムを無視した都市型ライフスタイルの標準化が図られている。  Y.K

エネルギーメーター

ガソリンの価格は上昇するばかりだ。
しかし、エネルギーを売ったり買うことがそもそも不幸なユビキタスの始まりである。
なぜならエネルギーは、人類が存続しようがしまいが惑星地球を超えた宇宙のユビキタスである。
すべてのエネルギーメーターでさえ、人類の暗黒時代の妄想の延長にすぎない(ロシアでは旧政権のなごりで天然ガスはすべての家庭で使い放題で、これまで高価なガスメーターは取り付けられてこなかった。共産圏では基本的にエネルギーはほとんど無料化されている)。

地球温暖化こそ、もっとも科学的にこの妄想を否定する惑星バイオスフィアによって完全に無料化された物理的エネルギーメーターである。  Y.K

ガソリンスタンド

日本ではガソリンスタンドのすぐ側で稲作をしている。

地下に埋蔵したガソリンタンクに亀裂のないスタンドはほとんどない。
ガソリンは徐々に地下に漏れている。
ガソリンスタンドを中心として半径500mの地下は確実に汚染されている。
ガソリンに含まれる「ベンゼン」は発ガン性物質である。  Y.K

最後の夏休み

食料を摂取できなくなれば数日で人間は死に至る。
水を摂取できなくなれば3日で人間は死に至る。
空気を摂取できなくなれば数分で人間は死に至る。

そしてこの順序で汚染は進行してきた。
それは絶対量の問題でもある。

20年前日本では飲料水をペットボトルで購入する人は稀であったのは、
空気も水も、植物が循環させていることに無関心でいられたからだ。
やがてアルミ缶の酸素を購入して暮らすことに耐えられない人たちは、
最後の夏休みを森の近くで過ごすにちがいない。  Y.K

運河と川

先週は、夜10時にならないと暗くならないオランダにいた。
アムステルダムには垂直なビルディングが少ない。
古い建物のほとんどが傾斜している。
海を埋め立てた砂上の人工都市に関係しているにちがいない。
運河の流れは止まって見える。高低差がない運河は淀むしかない。
朝食のトマトもキュウリも大地を失って、硬直している。

日本の国土の80%は山間地である。
自然も人間も生きるためには、大地を削るしかない。
そのためには雪や雨や風が必要なのだ。
野菜も大地に自生できるほど、元素は循環している。
希有な日本の植生を感じる日本の農民はほとんどいなくなった。
 
その結果、高低差がある日本の川でさえ淀んでいる。 Y.K