e・食・住(energy-food-shelter)」カテゴリーアーカイブ

あの世とこの世

ヒト、モノ、カネの三大要素から経済が分析可能だと考える人たちは、
宇宙は、92種類の化学元素から構成されている経済システムで運営され、
これまで破綻していないという現実を説明できない。
その三大要素は、
あの世とこの世という素朴な宗教的概念以上ではないのである。

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自然災害

自然は結合と解離を繰り返すること自体が自然の営みである以上、
自然に災害は存在しない。

自然災害は、
人間がある都市や建築物という構造に長期にわたって居住してみるという
ある種の客観的な生存行為が想定された場合にのみ成立する。
人口増加に比例して自然災害が増加することと、
自然環境を変化させた結果、自然災害が増加することとは異なっているが、
両者とも人工物のデザインの問題である。

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シミュレーション

真のシミュレーションとは
観察者と無関係な客体の動的な過程ではなく、
観察行為が客体に働きかけた場合の相互作用の結果である。
少なくとの素粒子の存在証明では、
物理学者自身の観察行為を除外しては成り立たない。
見ること自体、つまり粒子の衝突による破壊実験には
物理的エネルギーを必要とするからである。

素粒子の検出装置である霧箱は、観察行為が与えた
相互作用の軌跡を表す最初のシミュレーション装置である。
過飽和の気体に電気を帯びた粒子が高速で物質中を通過するとき、
その粒子は近くの分子に電気力を作用させ、
これらの分子中の電子を叩き出してイオンにする。
その粒子の飛跡に生じたイオンを核にした液化が霧粒の列として観察される。

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関係性の最小単位

集団性の最小単位は3人ではなく、4人である。
関係性の最小単位は、3ではなく6である。
最小限の正4面体的構造から派生する関係性によって、
最小限の社会性が類推される。
なぜなら4つの事象間の関係に、はじめて内部と外部が発生するからである。

4人の個人の関係のなかで起こることは、65億の人類に関係する。
e・食・住(energy,food,shelter)と一人の個人の中で起こることから、
65億の人類の出来事を類推できる。

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二酸化炭素の増加と酸素減少

大気中に人類が生存し、海洋中に物言わぬ無数の海洋生物が生存している。
彼らは酸素を必要とする。

大気中の酸素は、海洋中よりは豊富であり、
海洋中の二酸化炭素は、大気中よりは豊富である。
これを言い換えると、
二酸化炭素は水に溶けやすいので、
大気中の二酸化炭素は、海洋中よりははるかに微量である。
酸素は、水に溶けにくいので、
海洋中の酸素は大気中よりはるかに微量である。

未だに考察されていない重要な科学的予測は、
二酸化炭素の増加によるエコロジーの破壊は、大気中で発生し、
酸素の減少によるエコロジーの破壊は、海洋中で発生する。

なぜなら化石燃料の化学的燃焼によって、二酸化炭素は増加し
同時に酸素は減少しているという反対称的事実は、
地球温暖化や海面上昇の問題から忘れ去られている。

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ロシア革命

自己の発現が偶然である以上に、バイオスフィアの誕生は
無数の偶然の集積として説明されている。

一方、最近の天文学、物理学を知れば知るほど、
宇宙は人類の誕生を予定していたことを否定する
科学的事実は発見されていないことが分かる。

メタフィジクスがフィジクスから除外されたのは、
歴史的にロシア革命後である。

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水の重力

水力発電による水の重力を電気エネルギーに変換する効率は100%に近い。
重力のエントロピーはゼロであることに起因している。
公害規制をクリアーした新エンジンであろうが、
ハイブリッドエンジンであろうが、
ガソリンの内燃機関のエネルギー効率は、この30年間5%以下である。
重力エネルギーが宇宙の序列の最上位にあり、これからも支配的であるのは、
人類にとって夜空の星々が永遠に美しく輝いていることを意味する。
重力エネルギー源は地球エコロジーの拠り所である。

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飛ぶ鳥のように

なぜ飛べるか鳥は知らないように、
歩行の原理を学ぶ前にわれわれは歩行できているが、
常に地球と相互作用していることは誰も意識できない。
この知覚作用の限界がバイオスフィアには明らかな脅威となってきた。
例えば地球温暖化では南極の氷のように鋭敏に反応できない。

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有線インターネット

日本列島は山地がなければ存在しない。
日本列島は太平洋北西端にそびえる一大山脈で、陸上の国土にしめる山地面積は、61%。
丘陵などをふくめた平野面積は残りの39%である。

現在世界のインターネット人口6億人の1%が日本である。
依然66%が日本のナローバンド人口である。
これは日本の総面積における平野部以外の占有率とほぼ同じである。
これはコストの問題である。
言い換えれば、現在のインターネットの普及のプロセスはきわめて地形的である。
技術的にナローバンドから始まったブロードバンドは、平野部のように、
すべて山地形成の副産物としてできたものといってよい。
だから自然によって有線インターネットは陳腐化されていく。

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