e・食・住(energy-food-shelter)」カテゴリーアーカイブ

暗黒時代のコスモロジー

国際宇宙ステーションに滞在中の野口聡一氏らスペースシャトル・ディスカバリーの乗組員が8月2日早朝(日本時間同日夜)、宇宙で地上からの質問に答える記者会見に臨んだ際に、彼は「無重力の生活に慣れて、地上の生活に戻れるか心配」と話し、2度の船外活動を振り返って「足下には筆舌しがたいほど美しい地球があり、頭上には漆黒の宇宙」という無視できない重要なメタフィジクスを述べた。NASAの厳しい訓練においても、この種の「暗黒時代のコスモロジー」、つまり無重力空間においてさえ「地球は下、宇宙は上」という方位に関する非科学的ビジョンは、宇宙体験として丁重に温存される。あるいはブッシュを支持する宗教的宇宙観が意図的に再現されている。

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不可視のテクノロジーとのコミュニケーション

不可視のテクノロジーとのコミュニケーションが決定的に不足している。不可視のテクノロジーとのコミュニケーション自体が、一つの不可視のテクノロジーである。メタフィジクスは語源的にフィジクスを越える包括的な科学である。

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動物、岩石や植物とのコミュニケーション

しかし、今のインターネットに見られるハイパー言語による階層化では間に合わないに違いない。そもそもコミュニケーションの定義が狭すぎるからだ。動物や植物あるいは岩石とのコミュニケーションのアプローチを垣間見るだけで、社会性が希薄になるような現在のコミュニケーション段階からいつどのように移行できるだろうか。動物、岩石や植物とのコミュニケーションは、いまのところ主観性に委ねられている。あるいは宗教を除いて、過剰な擬人化として批判されている。動物、岩石や植物とのコミュニケーションなくして、少数民族に見られる薬学のシナジーの体系化は存在しなかったはずだ。

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要塞的段階

ところが端末機という概念がイントラでは未だ生き残っている。端末とエンドユーザとは本質的に異なる。FTPやメールが送受信できないなどの制限付きのイントラは、球状グリッドのインターフェイスとして見た場合、情報に対する概念デザインが、要塞的段階にある。これがシステム管理以前の重大な機能不全を引き起こしている。なんという無駄使いだろう。1965年に生まれた相互リンクのテクノロジーは、電子的直接民主主義的コミュニケーションの最初の萌芽であるが、この手法をもっとも遠ざけたいのも行政システムである。あるいは教育システムである。終身雇用が解体されないように。

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ハイパーテキスト

教育であれ行政であれ21世紀のウェッブサービスに関しては、球状グリッド(=ネットワーク)なくしては存在できないし、経済的でもない。個人がPCを購入して手にする機能とグリッドとの新しい関係は、最近では「トラックバ ック」として馴染みがある。1965年にハイパーテキスト理論が誕生して40年が経過して、相互リンクのテクノロジーが短時間に日常化した。

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支払い済みネットワーク

都市部のブロードバンド化のための投資は大企業が担ってきた。定額制とは一種の原価償却費である。一方、地域イントラとは、閉じた球状情報ネットワークの部分である。通常それは税金で構築されてきた。地域イントラとは本質的に支払い済みである。

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21世紀の専門家

20世紀の専門家は都市に住んでいた。都市がいち早くブロードバンド化したのは初期のIT専門家が都市にのみ住んでいたからである。21世紀のIT専門家はいまや世界中に分散している。テクノロジーは、特定の遠隔地(リモート)に専門家(アルチザン)を一時的に瞬時に集中させることもできる。

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情報ネットワークはライフライン

21世紀の生活とビジネスのライフラインのひとつに情報ネットワークがある。中山間地では都市部と違ってこの情報ネットワークの機能が経済格差を左右する。こうしたインフラの構築には国の補助金と地方自治体の膨大な予算が支払われてきた。つまり地域イントラネットとは我々の税金の変型物である。無数の道路や橋と同じように無料で通行できるべきだ。この場合重要なことは、個人が車を所有する前に道路を先に作る必要があったということである。その結果、許可をとったり、通行税を払う人など1人もいない。

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