自然のエネルギー収支システム

自然は台風で河川が氾濫した時、
川の長さと幅を雨と風のピークでデザインする。
転調や移調を自由に行うその技法が
自然災害と定義されるかぎり
護岸の土木工事の予算と期間は無限化する。
自然のエネルギー収支システムに矛盾と災害は発生しない。

南半球では地球の自転は右向きとなるので台風の渦は右巻きとなる。
その規模は台風19号と変わらない。

存在の外部化

自分を信じて最善を尽くす。そして奇蹟を祈る。
これは自己愛が招く終止符のない混乱と矛盾のゲームだ。
自分を宇宙から見ない限り存在の外部化はない。
プランクトン藻類は奇跡を信じる代わりに
自然の数学システムを選択して
自律的な正12面体シェルターを
一億年前にデザインしている。

5回対称の石灰質のシェルターを形成する
単細胞の沿岸植物プランクトン藻が
生きているときはこのシェルターはほぼ透明になる。

http://www.mikrotax.org/Nannotax3/index.php?dir=Coccolithophores%2FNannolith+families+inc+sed%2FBraarudosphaeraceae%2FBraarudosphaera%2FBraarudosphaera+bigelowii

パイナップルはモジュールから構成されている

他者の経験の複製には動機は除外される。
最初の経験こそは科学を成立させる原素材である。
経験から秩序を見いだすために
絶えずその原素材に回帰する時、
科学を教育することは困難になる。
科学は原型の発見以外その複製は許されない。
科学が原理の無限性を否定できないかぎり。

パイナップルはタバコモザイクウイルスと同様に
螺旋体用のモジュールから構成されている。

他者の経験の複製には動機が除外される

他者の経験の複製には動機は除外される。
最初の経験こそは科学を成立させる原素材である。
経験から秩序を見いだすために
絶えずその原素材に回帰する時、
科学を教育することは困難になる。
科学は原型の発見以外その複製は許されない。
科学が原理の無限性を否定できないかぎり。

パイナップルはタバコモザイクウイルスと同様に
螺旋体用のモジュールから構成されている。

テンセグリティ構造はフォールディング可能

この10年間の最高のシナジェティクスの発見は
まだ論文にしていない。
最高傑作のテンセグリティを制作してその内部で書くからだ。
好きな風景に移動しながら生活するための最小限モジュールは
タンパク質のようにフォールディング可能だ。
テンセグリティ構造は成長できる。

SYNERGETICS RBF 1975
jitterbug model

テンセグリティシェルタープロトタイプ シナジェティクス研究所 2008年制作

動機なき個性への鋳型

他人とは違った人間になるために
知識を他人と異なるように蓄積する。
動機のないまま
他人とは違った人間になる方法に没頭すればするほど、
個性は社会が作り出す見えない鋳型になる。
生成される中身はどれも驚くほど同型である。
思考方法を壊す思考はその鋳型からは生まれない。

遺伝子DNAの左勝手と右勝手は向きは鏡像であるが同型ではない。
それらの見えない鋳型も同型ではない。
自然の鋳型は非鏡像的である。

『シナジェティクス』のハイパー言語 R.B.フラー

シナジェティクスはすべてプロットから成り立っている。
原理の発見ごとに各章は破壊され続ける。
遂に、第2巻が第1巻の続きではなく、
シンタックスを自在に編み出すハイパー言語が最初に開発された。
思考を声にする時、
その言語による内部からの自発的誘導が
自然の生成システムに接近し始めたのだ。

SYNERGETICS RBF 1975

スープの方が短時間で沸騰する(鉛直対流)

鍋で一定量の水を沸騰させる時間よりも
豆類などの具材を入れた同量のスープの方が短時間で沸騰する。
鍋底から沸騰して全体は十分な温度に達しない。
具材が対流を妨げて具材の隙間の水から沸騰する原理から、
小石を並べて同量の水を沸騰させれば
乱流による熱の輸送量は大きくなる。

豆スープによる鉛直対流の加速

細胞膜(cell membrane)は構造ではない

シナジェティクスは自然に学ぶ。
そして、テンセグリティを発見した。
しかし、「自然を模倣する」ことからではなかった。
自然の原理が、形態の観察から発見されるなら、
細胞がテンセグリティであることは、
19世紀の顕微鏡から発見できただろう。
生物学は20世紀の電子顕微鏡からでも
テンセグリティ構造を観察できなかった。
生物学の構造の概念が1世紀以上も細胞壁にあったからだ。

流動モザイクモデル


焚火とベルヌーイの原理

炉と煙突のない焚火は閉鎖空間ではないと思われている。
焚火から煙を減少させるためには
乾いた薪と酸素または風が必要だ。
多くの酸素によって急速に薪は消費される。
薪と煙がより少ない焚火、ロケットストーブのように
未燃焼ガスを二次燃焼させるという方法が焚火にも応用できる。
つまり、焚火を無数の煙突がある一つの閉鎖空間に
見立てることが出来れば薪のパッキング方法から
ベルヌーイの原理を引き出すことが出来る。

流体の速度が増加すると圧力が下がり、
細い管路の流速は太い管路の流速より早くなる
ベルヌーイの原理と薪のロッド・パッキング方法から
焚火の炎をより早く細くして燃焼時間を制御できる。

以下のような開放系の焚火は短命だ。風と酸素によって急速に薪は消費される。
燃焼時間を制御できる焚火は薪の構成方法にある。