燃料電池に依存しない種々のバイオ燃料の製造方法が発明されてきた。
太陽による光合成が微生物を増殖させ
その微生物の分泌物がエンジンを駆動させる。
内燃機関は、バイオスフィアでは短命だったのではない。
地下資源に依存し発掘に膨大な資本投下で独占する
高価な石油系エンジン形式が短命だったのである。
現在のガソリン価格の高騰に伴うハイブッリドカー全盛期は
バイオ燃料の懐胎期を意味している。
ピーナッツオイルで動くナチのジーゼルエンジンとアルコールエンジンを
壊滅させたのは第2次世界戦争でのグランチである。
1950年代まで鯨の分厚い皮下脂肪層や内蔵から鯨油を採取していた連中である。
かつての黒船来航の目的が
捕鯨によるエネルギー確保と補給地の確立であったように
鯨から精製される機械用潤滑油は主に寒冷地における軍用であった。